特長 01

温度管理

理想的な保管温度「マイナス5℃」が設定できる

SAKE CELLAR®の重要な特長は、日本酒をマイナス5℃で保管できること。マイナス5℃で保管することにより、酒蔵から出荷された際の品質に近い品質で、日本酒を楽しむことができます。開発チームに加わる株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY代表の中田英寿は350を越える酒蔵をまわり、多くの酒蔵が瓶詰めしたお酒を、0℃〜マイナス8℃で管理する現場を見た経験から、このSAKE CELLAR®の開発に至りました。

マイナス5℃で管理された日本酒は瓶内の品質変化が進みにくいので、蔵元から出荷後も日本酒の品質変化が起こりにくくなります。SAKE CELLAR®があれば、酒蔵で飲む味に近い理想的な日本酒の貯蔵環境が実現できます。

マイナス5℃~20℃の温度設定により、日本酒に合わせた熟成ができる

温度設定は、マイナス5℃~20℃まで、1℃ピッチで設定が可能です。たとえば、0℃や5℃の保管で日本酒の熟成をさらに進め、意図的に酒質の変化を求めることもできます。保管温度により熟成を進めている蔵元もあるとのことです。また、季節によっては蔵元が消費者に飲んでもらいたい時期から逆算して、目的、酒質に応じた温度で酒質の調整を行うこともあるそうです。お好みで管理したい温度を変えることができるので、日本酒の貯蔵、日本酒の熟成促進、またはワインとの併用など、さまざまな温度で保管ができるセラーです。

左右の部屋で、2つの温度帯で温度設定ができる

SAKE CELLAR®が2つの温度で個別温度管理機能を搭載しているので、ワインとの併用など、目的の異なるお酒の貯蔵が同時に可能です。このツイン冷却システムで日本酒とワインが同時保管できる点も、SAKE CELLAR®の重要な特長です。庫内の中心を厚い断熱材で仕切り、左室と右室がそれぞれ独立した2温度管理式構造になっています。左右両方の部屋をマイナス5℃に設定することで、日本酒専用の貯蔵セラーとして使用することはもちろん、一升瓶用、4合瓶用など瓶の種類によって分けて使うことが可能です。

お酒の温度変化を低減する独自の霜取り制御

一般的な冷蔵庫の霜取り制御とは異なり、冷却配管の温度によって霜取り動作が変わっていく制御で庫内の温度を安定化します。氷点下の温度を機械的に制御する際、冷却器に付着する霜をいかに効率的に溶かしていくかはとても大切なポイント。霜を溶かすためのヒーターの過剰運転により、必要以上に庫内温度が上昇してしまいます。

SAKE CELLAR®に搭載されている霜取り制御は、冷却配管の温度を計測して、霜取り時間を最適化したプログラムです。ヒーターの運転時間を最小限に抑えることができるので、庫内の温度の上昇を抑え、より安定的な温度管理を得られます。